- 2009-09-13 (日)
- 自己啓発
『13日間で「名文」を書けるようになる方法』
高橋源一郎
朝日新聞出版 2009-09-04
価格 ¥ 1,890
ベストセラー『一億三千万人のための小説教室』をしのぐ二十一世紀の文章教室の決定版。
伝説の名講義、ついに活字化。
著者は、作家の高橋源一郎。
大学で4年以上担当してきた、文章についての講義のエッセンスがすべて詰まった1冊。
13日間というのは、講義の回数13回(補講あり!)という数字です。
目次
「名文」を書けるようになるための準備、それから「卑劣な男は叱りつけてやりなさい」というような素敵な文章を読んだ後は、とりあえず窓の外を眺めてみる、ということ
「自分らしい文章」を書く、ということ、それから、「感想文」は5点でもかまわない、ということ
まず「私」について書いてみること、でも、「私」についていろいろ考えてみることの方が「文章」を書くより、実は、大切なことなのだ、ということ
「私」はこの世にたったひとりだけど、でも、実はたったひとりではない、ともいえる、ということ
最初の課題は「自己紹介」、それから渋谷で、1本の、観客がほとんど入っていない映画を見た後で、「文章」というものについて考えてみる、ということ
「文章」には絶対引用できない特徴というものがあるということ、「人生」の長さと「文章」の長さについて、一度は真剣に考えてみるべきだ、ということ
「文章」というものは、いったいどこで書かれるべきなのか、世界の「外」なのか、世界の「中」なのか、それとも…
「自己紹介」は、自分を紹介するための「文章」なのに、自分を紹介しない方がずっといい、ということについて
「自己紹介」の「文章」にとって、「情報」は少なければ少ないほどいいのかもしれない、それがAV嬢の「履歴書」の場合でも、ということ
「ラヴレター」を書く、その前に、まず、ストリップで性器を前にした時には、社会にかけさせられたサングラスをはずして「見る」必要がある、ということ
〔ほか〕
学生たちとの対話を通して、文章というものがどれだけ面白く複雑であるかを感じさせます。
「私」や、「自己紹介」などの課題を出し、講義の中で発表させたりもします。
その中で、
- 文章とは人に読まれるもので、読まれることは恥ずかしいと気付くことであったり、
他人の文章にはあまり触れない方がよく、書けば書くほど見なくなる、考えなくなる、
まずモノを見るそして考える、考えるときに言葉が必要になる、
文章とは書く必要のあるものだということ、
などを説いています。
学生たちに文章を書かせ、読ませながらも、文章というかたちになる前の段階である、意味だとか心の部分の大切さを伝えます。
著者が、
学生たちの「文章」に一切、手を入れなかった
というように、そのままの学生たちの文章がたくさん登場します。
そういえば、ブログも文章ですね。著者の講義を受けてみてはいかがでしょうか。
本書を読んで(読まなくても)、文章の書き方をもっと学びたいという人には、こちらの本を激しくおすすめします。
『言語表現法講義』
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