- 2009-09-19 (土)
- 仕事術
人を動かす「文章術」
川辺秀美
PHP研究所 2009-08-19
価格 ¥ 840
ビジネススキルとしての良い文章とは「うまく伝わり、実際に人を動かす文章」です。
本書では、そんな文章を「仕事文」と名づけ、それが機能するための6つの要素を紹介します。
目次
- プロローグ 仕事の文章とは、忍術のようなものである
第1章 機能的に伝える文章は司馬遼太郎に学べ
第2章 文章の背景力を伸ばす
第3章 コミュニケーションの基礎力を鍛える
第4章 実践!人を動かす文章を書く
第5章 最低限の文章技術
エピローグ 秘伝6を相伝するために
第1章では、司馬遼太郎の文章にスポットを当て、シンプルに伝えたい単語をならべることにより、「仕事文」として機能する例を挙げています。
そしてこの章で、仕事文が機能する6つの要素も紹介しています。
この6つの要素も大事ですが、もっと大切なのは、本書を読もうと思う動機というか、なぜ文章を書くことが苦手なのか?ということを知ることです。
こういう書き方をすれば、とか、こういう言葉を使う、または使ってはいけないとかいうたぐいの文章術以前に、問題はあります。
それは多分、文章を書くことが苦手なあなたには、自分で分かっているはずです。
本書でも、その点については、するどく指摘をしてくれています。
「あなたは、書く技術以前の段階が問題になっています。ですから、書くことは一端やめましょう」
文章を書くという行為は、10個のステップに分かれています。そして最後の10番目が「文章を書く」に当たり、書く以前には9個のステップがあるということです。
文章を書くのが苦手な人でも、この9個のステップを知るだけで、格段に上達します。多分、楽に文章が書けて、しかもまとまっているという感想を自分が書いた文章に持つでしょう。
著者は、1の情報を入れる(読む)から、9の編集するまでのステップを飛ばしてしまっていたから、迷いが生まれ、方向が定まらないのだそうです。
まず第1章で、こういった根本的なことを理解することが、本書を最大限活用するためには必要です。
その上で、第2章、第3章と読み進めていけば、具体的かつオリジナルな方法がどんどん出てきますが、それらをどんどん吸収していけます。
文章術については、『13日間で「名文」を書けるようになる方法』のように、本書と同じく、書く前の段階が大事だ、と説いている本がスキルアップの効果が高いです。
これらの本で、まず苦手を得意にしましょう。
特にになった後で、表現方法に特化した文章術の本や、本書であったら第2章以降を読めばいいと思います。
得意なことは、吸収も上達も早いし、楽しいですからね。
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