- 2010-05-07 (金)
- 仕事術
『文章がうまくなるコピーライターの読書術』
鈴木康之
日本経済新聞出版社 2010-05-07
価格 ¥ 700
文章のプロ、コピーライターは、
名作のここに注目して読んでいる!
40 年以上広告界の第一線で活躍する著者が、
様々な作品を取り上げて、書き上手になるための
読み方を指南します。
目次
まえがき
日本の文章は世界一
遅読、楽読のすすめ
第1部 コピーライターは手紙のつもりで書いている
いまいちばんの人
手紙文のコピー〈岩崎俊一 コピー「土曜日のイブ」〉
読書体験の遺伝子〈夏目漱石 小説『こころ』〉
手紙文の効用〈井上靖 小説『猟銃』〉
書き手と読み手のゲーム〈岩崎俊一 エッセイ「父親失格」〉
企画文も手紙文で書く
小さな手紙広告〈坂本進 コピー「小さな手紙シリーズ」〉
第2部 コピーライターはこう書き、こう読む
1文字で世界を描く
謎の1文字〈向秀男 コピー「はんぺん」〉
気にし読み
気の1文字
名文は推理小説と同じ
1語でキャッチフレーズ〈犬山達四郎 コピー「禁句シリーズ」〉
読書になる日本の文字
1文字読み〈1文字読書〉
1文字作家〈片岡朗 文字「無」〉
1語読み(1語読書)
1句読み(1句読書)
共存美の日本語
こだわりは読書の始まり〈川上正善 ブログ「わが一病息災物語」〉
第3部 書き出しは読み出しである
小説風コピー〈角田誠 コピー「北風と太陽」〉
書き出し読み〈平出隆 小説『猫の客』〉
行き先読み〈東野圭吾 浅田次郎 小説の書き出し〉
師となる作家たち〈太宰治 小説『ヴィヨンの妻』〉
第4部 面白くなければ読んでもらえない
コピー・エンターテインメント
酔わせるコピー〈中畑貴志 コピー「H2O」〉
書き取り読み
いただき読み(物比べ)〈カレル・チャペック エッセイ「種」〉
〈玉村豊男 エッセイ「アユ」〉
いただき読み(人比べ)〈藤原正彦 エッセイ『遥かなるケンブリッジ』〉
曖昧読み
レトリック読み〈夏坂健 プロフィール〉
ルビふり、ルビ読み〈村越英文 小説「そりゃナイダロウ」〉
方言読み〈山浦玄嗣 翻訳『ケセン語訳新約聖書』
面白く書くとは
第5部 書物も読者も小宇宙旅行である
それぞれに別な小宇宙〈ひろさちや エッセイ「ウサギとカメ」〉
違うから面白い〈柳田国男 昔話「二十騎が原」〉
自由読み(自分読み)
自由読み(他人読み)
はてな読み〈アンデルセン 童話『絵のない絵本』〉
第6部 読書家の夢は比べ読みの長旅である
究極の読書三昧
比べ読み『源氏物語』〈与謝野晶子訳〉
〈谷崎潤一郎訳〉
〈円地文子訳〉
〈瀬戸内寂聴訳〉
〈上野榮子訳〉
〈橋本治訳『窯変 源氏物語』〉
〈佐復秀樹訳/ウェイリー版〉
比べ読み『ハムレット』〈小津次郎訳〉
〈坪内逍遥訳〉
〈小田嶋雄志訳〉
〈木下順二訳〉
〈福田恆存訳〉
翻訳は別な作品
繰り返し読み
第7部 好きならばこそ見つめ、調べ、読み、書く
コピーライターは光源氏?
愛情表現の擬人化〈岩満重孝 エッセイ「赤貝」〉
名前で呼ぶ愛情表現〈鈴木康之 コピー「カビ博士」〉
人間観察〈赤井恒和 コピー「親子」〉
社会観察〈岡本欣也 コピー「マナーシリーズ」〉
調べ読み〈藤沢周平 エッセイ「聖なる部分」〉
〈武田泰淳 エッセイ『新・東海道五十三次』〉
思い浮かべ読み〈池波正太郎 小説『原っぱ』〉
第8部 読み書きトレーニング 自由参加型読書の進め
口出し読み〈土屋耕一 エッセイ「一級鍋士」〉
はめ替え読み〈藤原正彦 エッセイ『遥かなるケンブリッジ』〉
割り込み読み〈高橋義孝・山口瞳 対談『作法・不作法』〉
バラシ読み〈常盤新平 エッセイ「ザ・モデル」〉
メモ式文章作法
読書のメモぐせ〈鈴木康之 駄文「人を食った話」〉
造語の嗜み〈夏目漱石 Wikipediaより〉
語覚を養おう〈菊地雄星・石川遼のコメント〉
語覚は日本語の誇り〈鈴木康之 官邸へのメール〉
造句の嗜み〈今岡忠篤 書「一二三三二一」〉
あとがき
書き上手になるためには
「しっかり読まなくてはならない」。
『源氏物語』から仲畑貴志まで
名作・名コピーを題材に、
書き手の気持ちや、伝え方を分析します。
仕事で文章を書かなければならないが、
小学生の作文程度の文章力しかない。
マンガしか読んでいないから、手本となるべき
文章が頭の中にない。
読書を通して、美しい文章に触れることで、
あなたにも少しは大人の文章が書けるようになる、
かも。
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