
『日経新聞の数字がわかる本』 小宮一慶 日経BP社 2009-08-06 価格 ¥ 1,575 GDPの意味を本当に知っていますか? GDPは国内総生産――正解です。では、国内総生産の定義は?日経新聞に毎日登場するさまざまな指標は何を意味しているか? 本書では、日経新聞の景気指標欄などの数字から長年勉強してきた小宮一慶が、それぞれの指標の意味や関係などを、分かりやすく説明しています。 細かく、丁寧に解説されていて、実践できるレベルまで身に付きます。 基礎トレーニング編 実践トレーニング編 絶対に押さえておきたい10指標:国内編 絶対に押さえておきたい10指標:海外編 とう内容です。 見てわかる通り、トレーニングです。教科書です。この教科書を使って勉強するというわけです。 指標の数字が何を表わしているかは分かっているけれど、それがどんな意味を持ち、どこにどう関係してくるのか理解するまでの知識がないという人は、これを機会に是非勉強してみてください。 なんとなく、で誤魔化してきた人もこっそり必読です。 競馬新聞の数字の意味は分かっても、それをベースにどう予想していいか実は分からない。という感じです。 余計わかりにくくなったらスミマセン。 景気指標は、月曜日の日経新聞に掲載されています。次の月曜日に会社の新聞を読んでみましょう。 そこにある数字は「宝の山」です。あなたには見えていますか? 『日経新聞の数字がわかる本』

『知識ゼロからのアメリカ経済入門』 河村 哲二 幻冬舎 2009-08 価格 ¥ 1,365 ドルの神通力は失われたのか?オバマのグリーン・ニューディールは有効か? 金融、自動車、法律、市場、歴史まで、金融危機以降、大きな変化を遂げるアメリカ、超マネー大国のすべてがわかる! ふんだんにちりばめられた、○○島耕作のカットに乗せて、アメリカ経済が分かりやすくまとまっています。 この1冊で、アメリカ経済については、その顔というか、クセというか、性格みたいなものが勉強できると思います。 例えば、その大きな国土の地域別の特徴も、東部の方は、 はじめてイギリス人が入植。勤勉なピューリタンの精神が残る。 などです。 そして、19世紀前半から現在まで(19世紀前半、後半、20世紀前半、後半、21世紀前半)の時代別の説明もされています。 アメリカの国際関係も、EU、ロシア、中国、ブラジル、インド、日本、中東と国別(地域別)に説明があり、特徴をつかみやすいと思います。 とにかくこのシリーズは、図や漫画が豊富で読みやすい、分かりやすい、読み返しやすいですね。 本書があれば、ある程度基本的なことは、頭に入ります。 『知識ゼロからのアメリカ経済入門』

『経済危機は9つの顔を持つ』 竹森 俊平 日経BP社 2009-08-12 価格 ¥ 1,680 「失われた10年」を経験した日本は、そこから何を学ぶべきか、そして危機後の日本が歩むべき方向は? 筆者が選んだ9人の対談者と徹底的に議論する。 根拠のない言葉も、経済に影響を与えます。そのせいでバブルが発生したりもします。 色々なメディアで、色々な人間が、経済について色々なことを話します。有象無象が飛び交う世の中を、根拠のある言葉を話す方向に改善しようという試みです。 著者が選んだ、9人の対談相手がこちらです。 隈研吾、神谷秀樹、黒田東彦、溝口善兵衛、河北博文、藤本隆宏、ジェラルド・カーティス、中原伸之、竹中平蔵 『経済危機は9つの顔を持つ』の9つとは、9人のその道のプロの意見ということです。 ゾーニング法がバブル発生のカギ 専門化の時代になり、投資銀行は投資銀行に、商業銀行は商業銀行に戻る時代 など、興味深く、感心する内容です。ただ、これは仕方ないことかもしれませんが、人選や考え方が少し偏っているかなという感想を持ちました。 全てを鵜呑みにするのではなく、自分の知識や意見を構築する上で、こういう議論も中にはある、というスタンスで読むのがいいと思います。 『経済危機は9つの顔を持つ』